こんにちは!KKday採用チームです。
今回は、KKdayグループ、アクティビティジャパンCOOの小川に、同社の事業や今後の展望などをインタビューしました。
本インタビューを通じて、アクティビティジャパンの魅力を皆様にお届けできたらと思います。
【プロフィール】
- 名前
小川 雄司(おがわ ゆうじ) - 略歴
・2001年 株式会社エイチ・アイ・エス入社
国内外、訪日部門でのマネジャーを歴任後、新規事業立ち上げに従事
・2016年 株式会社アクティビティジャパンにjoin
・2017年 同社にて代表取締役就任
事業推進を図り、コロナ禍の2021年に黒字化を実現
・2021年 同社にてCOO就任(現職)
観光事業者のDX推進、着地型体験商品造成セミナー多数開催等、
全国の自治体と連携し、地域性、独自性、ストーリー性のある商品を
地元事業者と造成し、地域の魅力を発信し続け、
国内外より地域誘客に努め、関係人口の創出と観光消費に注力している
・2021年9月 HISを退職
・2021年10月 KKdayグループに入社(転籍により出向から正式なAJの社員となる) - 好きな国
初めての海外旅行となったカナダです。
異文化交流への興味関心が更に高まり、
観光業での仕事に携わりたいと思うような体験をしたのがカナダだったと思います。
1.一消費者だった自分が、旅行を提供する側の視点で物事を考えていた
‐観光業界を選んだ理由を教えてください。
観光業界を選んだ理由は2つあると思います。
1つ目は、中学生時代のカナダへの留学経験です。自分とは異なる言語や文化を持つ海外に元々興味を持っていたので、学校の英語の授業では、異文化への理解を深めたいと取り組んでいました。そんな中、機会が巡ってきてカナダへ半年間の留学に行くこととなりました。
現地へ行って教科書で学んだ英語だけでは意思疎通を図れないことを経験し、もっと自然に現地の人たちとコミュニケーションを取りたい、理解し合いたいと強く思うきっかけとなりましたね。
2つ目は、学生時代の家族旅行です。当時、とある旅行会社に色々と手配して頂いたのですが、旅行先で「もっとこんなところに行きたい」、「驚きや感動、色んな感情を芽生えさせる為には、こういうプランにしたらいいんじゃないか」と、旅行している一消費者だった自分が、旅行を提供する側の視点を持って考えていました。
旅行の醍醐味とは、現地でいかに楽しめるか、遊ぶかというところにあると思っています。それを実現するには、旅行プランの中に景色を楽しむ、食、アクティビティや、それ以外の仕掛けも必要です。
自分の仕掛け次第で、相手の期待を越えていくような旅行の提案をトータルでしたいと強く思い、最終的に観光業での就職を決めました。
2.苦境でも当社だからこそできる社会貢献を考え、実行する
-コロナになって、多くの変化が訪れました。その時、アクティビティジャパンでは何を考え、何に取り組んでいたのでしょうか。
当社には5,000近い事業者の方々との取引があります。コロナになって、全国各地で体験を提供する事業者の方々は非常に辛い状況でした。
今でも鮮明に覚えていますが、2020年4月7日に緊急事態宣言が発令されたその翌日でしたね。これまでは当たり前だった、「現地に行くこと」が制限されている状況下で、当社ができること、仕掛けられることは何か議論しました。
今ではオンラインツールの利用は日常的になっていますが、当時、国内で先駆けてオンラインツールを活用したツアーを企画しました。現地で会えない、それでも人と人が画面を介してコミュニケーションを図れる機会を創出したくて、当社が持つリソースをフルに活用しました。
具体的な事例を挙げると、カヌー・カヤック体験を提供する事業者の方と協同し、現地の鳥のさえずりの音声や、ラフティング動画をオンラインツールで5~10名程の参加者に対して紹介し、試行錯誤を繰り返しながら、現地の事業者様と双方向のコミュニケーションが出来るような内容に工夫を凝らしていきました。
テレビやyoutubeの一方通行なコミュニケーションスタイルではなく、コロナ禍で移動が出来ず、現地に行けずとも、人と人との心のふれあい、心の温かみが体験できるような仕掛けを施しました。
オンラインツアーに参加していただいており、動画を見続けるというよりは、現地と双方向のコミュニケーションを図りながら実施しているので、オンライン上で(ZOOM上で)ツアーに参加していただいています。
移動制限がかかり、(世界中で)旅行に行けなくなってしてしまった方々や、病室で療養中の方や自粛生活を送っている方が、オンラインツアーに参加をし、現地の方と交流し、ただ楽しむだけでなく、応援をしたり、お互いに励ましあったり、現地の映像や音声を見て聞いて、今は行けないけど、行動制限が解除されたら行きたい、といった少しでも前向きな気持ちが芽生えるような機会を提供できたのでは、と思っています。
このような事例を1つずつ積み重ね、全国の事業者の方々や観光に関連する自治体に、オンラインツールを活用した取り組みやノウハウを展開していきました。
3.やっと巡ってきた追い風。価値ある体験には相応の対価、そして観光業に潤いを。
-2022年10月、外国人観光客の来日が解禁、国内でも全国旅行割引が開始となりました。この状況をどのように捉えていますか。
自然体験等、17,000件近い体験サービスを提供できる当社にとって、確実に追い風だと捉えています。コロナ禍では、「マイクロツーリズム(近場での旅行)」のニーズが高まっていましたが、昨年よりも旅行者の長距離移動が活発になることが想定されます。
全国旅行割引は、停滞した日本の観光業の一時的な起爆剤として一定の効果が見込まれると思いますが、旅行先での価値ある体験には、相応しい価格設定が必要だと考えています。
価格が低いから旅行者がやってくる、というのは長期的な視点かつ日本の観光業の発展や経済的な潤いを考えると本質的ではありません。
この追い風を活用しつつも、アフターコロナやこのような割引キャンペーン実施後を見据えて、引き続き、価値ある体験の適正価格設定や海外や国内でのツアー企画内容などの成功事例、トレンドや、顧客ニーズのシェアなど、事業者の方々が更に飛躍できるよう伴走していきたいと思います。
4.お互いの良さを出し合い、価値を高め合う存在へ。グローバル認知度向上を目指す。
-KKdayグループのアクティビティジャパンとKKday japanは、どの様に関わり合っているのでしょうか。また、アクティビティジャパンについて教えてください。
同業界であるものの、元々は異なる会社だったので、いい意味でライバル的な存在でもあります。「お互いの良いところを出し合い、価値を高め合う」ということを体現できるよう、KKday japanのメンバーとも積極的に話しています。
自分(アクティビティジャパン)を理解してもらうには、まずは相手を理解する必要があると思います。
私の場合、社内での立場上、周りのメンバーからは話づらいと思われていると思うので、自分から声を掛け、意外な一面を知ってもらう等といったことを意識して会話しています。
会話が出来るようになると、相手の良いところはもちろん、より良くするための課題を引き出すことにも繋がります。
双方の理解が深まり、お互いの経験、ノウハウ、リソースを今以上に活かせるようになったら、KKdayグループの認知度が更に上がると思います。また、観光業でありながらも、KKdayグループの強みであるIT分野を駆使して、グローバルかつスピーディにイノベーションを起こしていきたいです。
アクティビティジャパンは、現在45名程度で構成され、部署はビジネスディベロプメント(コンサル営業)、カスタマーサービス(契約後サポート)、Webマーケ、SEの4つです。
自社内にソリューション部隊が揃っていることで、スピード感がありつつも質の高いコンテンツを世の中に出していくことが出来るのが強みです。
現在、週に3日程度の頻度でリモート勤務ですが、毎日同じ時間帯でショートミーティングを行っています。可能な限り、メンバーの表情を見ながら接点を持ちたいと思っています。
健康状態の確認ももちろんですが、物理的に離れていても、課題に対して同じ温度感でアプローチしていく為のコミュニケーションですね。
日々、様々な課題がありますが、自分自身が自己成長のステージに立っているんだ、と自己認識できるかどうかで、その人の成長の角度が変わってくると思います。コミュニケーションを通じて、1人ひとりの成長にもフォーカスするようにしています。
5.観光業とは「幸福感」を創出できる産業。人と人との心の触れ合いを共に生み出そう
-これから一緒に働く人たちへメッセージをお願いします。
旅行は、ネガティブな感情を一瞬にして吹き飛ばすような場面に遭遇しやすいと考えています。初めて・・・・場所へ行ったり、初めて・・出会ったり、そのような環境でヒトとヒトとの心を紡げる”体験”をとおして(通じて)人々は幸せな気持ちになれると、実体験を通じてそう思っています。
「幸福感」を観光業というフィールドを通じて、世の中に提供できる側にいることに幸せを感じていますし、それが私自身、長くこの業界にいる理由の1つだと思います。
チャレンジ精神、イノベーション精神、グローバルへの興味がある方には、当社で働くことにやりがいを感じられると思います。異業界からも大歓迎です。 当社には、自分の経験や力を存分に発揮できる環境がありますよ!
株式会社KKDAY JAPANでは一緒に働く仲間を募集しています